「伝統と新しさ」「日本と世界」「小規模と多様な選択」--これらはどれも一見対立するもののように思えます。しかし学習院女子大学ではそれらをうまく融合して、他にはない特色を生み出しています。
本学が伝統のあるルーツを持つ教育機関であることは言うまでもありませんが、現在の学習院女子大学という形態になったのは1998年です。その意味では新しい大学です。伝統を保ちつつ、新たな時代に向かって変革を遂げたわけです。
日本文化学科では、歴史や文化、芸術などから日本を学びつつそれを海外に発信、国際コミュニケーション学科では国際的なものを受容、そして英語コミュニケーション学科では国内外で活躍できる実践的な英語力と教養を鍛える。このように日本と世界を噛み合わせた点が、国際文化交流学部たるところです。
大学のスケールとその内容についても、いい意味で対立があります。本学の全学生数は1,700名ほどであり、大学の規模としては小さな部類に入ります。だからこそ教職員と学生とは「顔の見える」密接な関係が成立しています。その一方で、開講科目の数は学生数に比べて極めて多く設定してあります。それでも足りない人はf-campusという制度を利用すれば、提携する4大学で履修した科目を単位とすることができます。留学もそして資格取得も、すべて選択肢を用意してあります。
こうした中で、自らのアイデンティティを確立しつつ、グローバル社会で活躍できる人材を私たちは育てていきます。
学習院女子大学長 石澤靖治


